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こんにちは。ししどファミリー歯科菊名駅前の院長の田中です。
近年、歯科矯正の種類が増えたことで、患者さんが自分に合うの治療法を選べるようになり、とても便利になりましたよね。でも情報が多すぎて、逆にどれを選んだらいいか迷ってしまうこともあります。
そこで今回は、よく患者さんから質問をいただく「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」の違い、それぞれのメリット・デメリットについてわかりやすく説明します。
また、どのクリニックで矯正治療を受けるべきかという選び方のポイント、さらに当院でもよくご質問をいただく医療費控除についてもお話ししていきます。
これから矯正治療を考えている方も、すでに治療を受けている方も、ぜひ参考にしていただければと思います。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い
マウスピース矯正の魅力
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のアライナーを使って歯を動かす治療法です。
中でも「インビザライン」というブランドが特に有名ですね。当院でもマウスピース矯正はインビザラインを導入しています。
メリット
●目立ちにくい:透明なので、装着していてもほとんど目立ちません。見た目を気にされる方には最適です。
●取り外し可能:食事や歯磨きの時に外せるので、口腔内を清潔に保ちやすいのが魅力です。ただし、紛失しないように注意が必要です。
●快適さ:ワイヤーやブラケットを使用しないため、口の中の違和感や口内炎などのトラブルが少なく、快適に過ごせます。
●少ない通院回数・期間:治療計画がデジタルで立てられるので、通院の回数や期間が短くなることもあります。
デメリット
●自己管理が必要:食事や歯磨きの時間以外では、1日20時間以上装着しなければならないので、自己管理がとても重要です。しっかり装着しないと、効果が出にくくなります。
●費用が高い:ワイヤー矯正に比べると、製作費用なども含めて費用が高くなることが多いです。特にインビザラインなどのブランド品は、費用がさらに高くなることがあります。
●適用範囲が限られている:適応できる症例に限りがあり、複雑なケースや歯の大きな移動が必要な場合には向かないことがあります。
ワイヤー矯正の有効性
ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる金属製や、目立ちにくい透明の装置を取り付けて、その間にワイヤーを通して歯を動かす治療法です。
メリット
●効果的な治療:歴史があり、複雑な症例や歯の大きな移動が必要なケースにも対応できるため、確かな効果が期待できます。
●適用範囲の広さ:幅広い症例に適用できるので、ほとんどの患者さんにとって有効です。
●自己管理が不要:装置は歯科医院でしか取り外せないため、装着時間を気にする必要がなく、自己管理の負担が少ないです。
デメリット
●審美性:金属ブラケットは目立ちやすいため、見た目を気にする方にはあまり向いていません。
ただし、透明のブラケット、白色のワイヤーを使用することで、かなり目立たなくすることが可能です。
●口腔衛生の難しさ:ブラケットが付いているとがたまり汚れがたまりやすくなります。また、歯磨きやフロスがしづらくなるため、むし歯や歯肉炎のリスクが高まります。
そのため、歯科医院に定期的にお越しいただき、クリーニング等の衛生管理が必要です。
●不快感:口の中に金属やワイヤーがあることで、口内炎ができたり、違和感を感じたりすることがあります。特に、何かにぶつかった時に痛みを感じることもあります。
クリニックの選び方
矯正治療を成功させるためには、矯正医の選び方がとても大切です。
次のポイントを参考にしてみてください。
●治療の透明性とカウンセリングの丁寧さ: 矯正治療は高額になる場合が多いです。治療計画や費用の説明が明確で、透明性があるかどうかもとても大切です。治療についての疑問や不安に対して、丁寧に説明をしてくれるかどうかもチェックしましょう。
●治療経験と得意な技術:矯正治療の経験が豊富で、得意とする技術があるかを確認しましょう。これによって、その医師の治療方針や矯正の進め方が決まります。
●最新の治療技術:歴史ある治療を大切にすることは重要ですが、同時にデジタル技術や最新の治療法を導入しているかどうかも大切です。最新の技術を活用することで、より快適で効果的な治療が期待できます。当法人では光によるデジタル治療をご提供しています。
●通いやすさ:通院のしやすさも重要なポイントですね。駅に近い場所や、自宅や職場からアクセスしやすい場所にあるか、また診療時間が自分のスケジュールに合っているかを確認しましょう。
知りたい!医療費控除について
こちらもよくいただくご質問ですが、矯正治療は高額になることが多く、通常は保険が適用されない自由診療です。
でも、ご安心ください。
日本では医療費控除の対象となります。医療費控除とは一年間にかかった医療費が一定額を超える場合、所得税の一部が控除される制度です。
医療費控除を上手に活用するためのポイントを以下にご紹介します。
対象の医療費
●治療にかかる費用:歯科矯正治療に直接関係する全ての費用が対象です。処方されたお薬も対象です。
●診察や治療にかかった交通費:意外かもしれませんが、通院のために使った公共交通機関の運賃も医療費控除の対象です。ただし、自家用車のガソリン代や駐車料金は対象外です。
医療費控除の申請方法
●治療に関する費用の領収証はすべて保管してきましょう。再発行が難しい医院もあるため、大切に保管することをおすすめいたします。
●確定申告書を作成:確定申告書には医療費控除の欄がありますので、必要事項を記入します。
●申告書の提出:毎年、決められた期間内に税務署に確定申告書を提出しましょう。
控除額の計算
1年間に支払った医療費の合計が10万円(または総所得金額の5%のいずれか低い方)を超える場合、その超えた部分が医療費控除の対象となります。
控除される金額は、医療費の合計額から保険金などで補填される金額を引いた額です。
*詳細については、税務署の担当の方や税理士に相談することをお勧めします。
まとめ
矯正治療は、マウスピース矯正とワイヤー矯正の大きく2つの方法があります。
それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、患者様のニーズやライフスタイルに合わせた最適な治療法を選択することが大切です。
当院では、患者様にご自身の口腔状態や治療期間、費用などについて十分にご理解いただいた上で、最適な治療計画を立案いたします。また、治療中のサポート体制も充実しており、安心して治療を受けていただけます。
矯正治療は高額な治療費がかかる場合がございますが、医療費控除の利用など、費用面でのご相談も承っておりますのでお気軽にご相談くださいませ。
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ししどファミリー歯科菊名駅前