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インプラント周囲炎の原因とは?
こんにちは。
ししどファミリー歯科菊名駅前院長の田中です。
今日はインプラント周囲炎についてお話しします。
「インプラントは人工の歯だから、虫歯にはならないし安心!」と思っていませんか?
実は、インプラントも適切なケアをしないと、炎症を起こしてしまうことがあります。
気づかないうちに進行してしまうと、大きなトラブルにつながることも…。
でも、日頃のケアや定期的なメンテナンスを意識すれば、リスクを減らすことができます。
今回は、インプラント周囲炎の原因や症状、治療法、予防のポイントについて詳しく解説します。
インプラントを長く健康に使うために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎とは、インプラントの周りに起こる炎症のことです。
簡単にいうと、インプラント版の歯周病とも言われています。
インプラントは人工の歯なので虫歯にはなりませんが、お口の中のケアを怠ると、細菌が増えて歯ぐきに炎症を起こすことがあります。
特に、天然の歯には「歯根膜(しこんまく)」というクッションの役割をする組織があり、血流をサポートしながら細菌と戦う力を持っていますが、インプラントにはこの歯根膜がないため、細菌に感染しやすいという特徴があります。
実際の調査では、インプラントを入れた方の約10%がインプラント周囲炎に、さらにその手前のインプラント周囲粘膜炎を含めると、約40%の方が何らかの炎症を経験していると言われています。
インプラントを長く健康に使うためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科でのチェックがとても大切です。
インプラント周囲炎の症状って?
インプラント周囲炎は、進行度によって2つの段階に分かれます。
それぞれの症状をチェックして、早めに気づけるようにしておきましょう。
① インプラント周囲粘膜炎(初期段階)
まずは、歯ぐきの炎症だけで、まだ骨まで影響が出ていない状態です。
- 歯ぐきが赤く腫れる
- 歯みがきの時に出血しやすい
この段階なら、適切な治療と毎日のケアで、インプラントを長持ちさせることができます。
気になる症状があれば、早めに歯科医院に相談しましょう。
② インプラント周囲炎(進行した状態)
炎症が進行すると、骨にまでダメージが広がることも。
次のような症状が見られたら要注意です。
- 歯ぐきが腫れて膿が出る
- 歯ぐきが下がり、インプラントがグラつく
- 骨に炎症が広がると、最悪の場合インプラントが抜けてしまうことも…
ここまで進行すると、治療も難しくなるため、何より早めの対策が重要です。
定期検診を受けながら、トラブルを防いでいきましょう。
インプラント周囲炎の原因って?
インプラント周囲炎は、さまざまな原因が重なって発症します。
特に以下のポイントには注意が必要です。
口の中のケア不足
毎日の歯みがきや定期的なクリーニングをサボると、細菌が増えて炎症のリスクがグッと上がります。
喫煙
タバコを吸うと血流が悪くなり、免疫力も低下します。
細菌への抵抗力が弱まり、炎症を起こしやすくなります。
歯ぎしり・食いしばり
強い力がインプラントにかかると、周りの組織に負担がかかり、炎症を引き起こすことも。
歯周病になったことがある
過去に歯周病になったことがある方は、歯周病菌がインプラント周囲炎の原因菌とほぼ同じため、再発しやすい傾向があります。
糖尿病
血糖値が高いと細菌が繁殖しやすく、炎症が進みやすいと言われています。
遺伝
もともとの体質や免疫力によっては、炎症を起こしやすい方もいます。
家族に歯周病になりやすい方がいる場合は、特に注意しましょう。
放置するとどうなる?
インプラント周囲炎をそのままにしていると、どんどん症状が悪化してしまいます。
具体的には、こんなリスクがあります。
- 歯ぐきがどんどん下がる
- インプラントがグラついて、最終的には抜けてしまう
- 細菌が血液に入り込み、糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞など全身の病気につながることも
「ちょっと赤いけど、痛くないから大丈夫」と油断せず、違和感があれば早めに受診しましょう!
定期的な検診とセルフケアが、インプラントを守るカギになります。
どうやって治療するの?
インプラント周囲炎の治療方法は、症状の進行度によって2つに分かれます。
早めの治療なら、負担も少なく済みますので、違和感があれば早めに歯科医院に相談しましょう。
① 非外科的治療(手術なし)
炎症が軽い段階では、手術をせずに細菌を減らし、清潔な環境を整える治療を行います。
- インプラント周りの歯石や汚れを除去
- 抗生物質を使用して細菌をコントロール
- 歯周ポケットを洗浄し、薬を入れて炎症を抑える
- 正しい歯磨き方法やセルフケアの指導
この段階なら、比較的スムーズに治療ができます。
また、当法人ではYAGレーザーを使用した治療を導入しており、炎症部分をより効果的に除去することが可能です。
② 外科的治療(手術が必要)
炎症が進行し、骨にまで影響が及んでいる場合は、外科的な処置が必要になります。
- 歯ぐきを切開し、炎症部分や汚れを徹底的に除去
- 骨の吸収が進んでいる場合は、骨の再生治療(骨移植など)を行うことも
重症化すると、インプラントの撤去が必要になることもあります。
そうなる前に、早めの治療と定期的なメンテナンスを心がけることが大切です。
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