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こんにちは 。
ししどファミリー歯科菊名駅前の院長の田中です。
今回の記事では当院で行ってるボトックス(ボツリヌス)注射について詳しくご紹介いたします。
美容皮膚科でのしわ取り治療として知られるボトックスですが、現在では歯科の分野でも広く利用されており、顎関節症や歯ぎしりの改善、さらにはフェイスラインの調整にも活用されています。
当院でもこの治療を積極的に取り入れており、患者様の症状に応じて最適な治療をご提案しています。本日はボトックス治療の詳細やその効果について、詳しくご説明いたします。
ボトックス注射とは?
ボトックス注射は、美容目的だけでなく、歯科でも活躍する治療法です。
ボツリヌストキシンという成分が筋肉の過剰な動きを抑え、リラックスさせる効果があります。
「歯科医院でボトックス?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、シワ取り以外にも実は緊張した筋肉をリラックスさせる効果があるので、もともとは顔のしわや表情筋の動きを抑制するために使われていましたが、現在では顎関節症や咬筋の緊張緩和、歯ぎしりといった症状などの治療にも用いられることがあります。
また、ボツリヌス療法とはグラム陽性偏性嫌気性桿菌であるボツリヌス菌(Clostridium botulinum)が産生するボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)を有効成分として、筋肉内に注射する治療法です。
この際、ボツリヌス菌自体を注射するわけではないため、感染のリスクはありません。
ボツリヌスの主要な働きとして、神経から筋肉への伝達を抑制する効果があります。この作用により、以下の3つが主な効果として挙げられます。
1.筋肉の緊張を緩める
2.疼痛を和らげる
3.分泌腺からの分泌物を抑制する
歯科でのボトックス注射はこんな方に有効です
・歯ぎしり・食いしばりをする
・朝起きた時に顎に疲労感がある
・だんだんエラが張ってきた。顔が大きくなってきた
・ナイトガードやマウスピースが壊れてしまう
・詰め物や被せものが取れたり、割れてしまったりする
・口唇閉鎖不全(お口ぽかん)
・ガミースマイル(笑うと歯茎が目立ってしまう笑顔)
ボトックス注射の効果には個人差がありますが、注射後、2~3日から1週間ほどで効果が現れ、持続期間は4~6か月ほどです。
ボトックス注射のリスク
1,皮膚がつっぱった感じによる違和感
ボトックス注射後に、皮膚がつっぱるような違和感を感じることや、スルメイカやお煎餅などの硬いものを咀嚼する際、顎に疲労感を覚えたり、咀嚼に時間を要することがありますが、これは一時的な作用です。ボトックスの効果が数ヶ月で減弱するにつれて、副作用も自然に解消されます。
2, 内出血
当院で使用するボトックス注射針は極めて細いため、ほとんどの場合、内出血は目立たない程度で済みます。術後にはクリームなどでアフターケアを行いますが、普段から注射跡が残りやすい方は注意が必要です。
ボトックス注射を避けた方がよい方
●授乳中、妊娠中、妊娠予定の方とその配偶者の方
●がんの治療中、治療後3か月以内の方
●過去にボツリヌス治療でアレルギー反応が出た方
●全身性の神経筋接合部に障害がある方
●重度の呼吸器疾患がある方
ボトックス注射後の注意点
ボトックス注射施術当日は以下のことに気をつけてください。
●激しい運動は控える
●過度の飲酒はしない
●熱いお風呂に長く浸かったりしない(できればシャワーのみ)
●注射部位を揉まない(マッサージ、エステなど)
ボトックス注射を検討する際は、これらのリスクを十分に理解し、担当の歯科医師とよく相談した上で治療を進めることが大切です。
使用している薬剤について
当院では、韓国のヒューゲル社が製造している「ボツラックス」という薬剤を使用しています。
この製剤は、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)から医薬品として承認されており、安全性が高いことが特徴です。
アラガン社の「ボトックスビスタ®」のジェネリック薬品に相当し、効果や持続期間は「ボトックスビスタ®」と同等で、後発品であるため費用を抑えた治療が可能です。
ボトックス治療の流れ
1,カウンセリングと検査
まず、患者様の症状やお悩みを伺い、ボトックス注射が適切な治療法であるかどうかを判断します。
治療の目的や効果、そしてリスクについてもしっかりとご説明いたします。
ボトックス治療に興味がある方はししどファミリー歯科菊名駅前へ
菊名駅西口から徒歩1分の歯科医院『ししどファミリー歯科菊名駅前』
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